サンバの最重要作がデジパックで再発!!
サンバというとこの国ではバトゥカーダのリズムに乗ったアッパーな音楽というイメージが強いと思うのですが、実はサンバにもそんな大人数でのカーニヴァルで踊り狂うダンサブルなサンバから、中産階級向けの甘いサンバカンソォン、リオっ子が創りだした明るくユーモラスで時に諷刺の効いたサンバカリオカなどなど様々なものがあるのです。そして、このカルトーラさんの唄うサンバとは、そんな「サンバ=カーニバル」のイメージを大きく覆す、憂いのある夕焼けのような音楽なのです。晩年になりやっとレコーディングの機会に恵まれたカルトーラはリーダーアルバムを4枚しか残していません。今回再発になったのはその1枚目と2枚目で、どちらも彼の傑作と呼ぶに相応しい素晴らしい録音です。是非この機会にカルトーラの音楽に触れてみてください。
CARTOLA "S.T.(1st)" [CD/NEW] ¥1980
マルクスペレイラからの1枚目。1974年録音。"Alegria" "Acontece" などなど文句なしの名盤です。
CARTOLA "S.T.(2nd)" [CD/NEW] ¥1980
"As Rosas Não Falam"「沈黙のバラ」 を収録したマルクスペレイラからの2枚目。1976年録音。こちらも名盤。
V.A. "ショーラ・カルトーラ" [CD/NEW] ¥2940
カルトーラ生誕100年記念のプロジェクトのひとつとして、カルトーラ作品をショーロアレンジで聴かせる企画盤。ショーロからの影響の強い楽曲を多く残したカルトーラだけに何ら違和感なく楽しめる作品で、エンリッキ・カゼス、ジョエル・ナシメント、パウロ・セルジオら現代のショーロの最高のソリストが集まって素晴らしい演奏を聴かせます。